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映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』

 
 

 
 





 まず初めに、公開当時あちこちの宣伝・批評記事で御曹司、御曹司って書いてありましたけど、クリスチャン・グレイCEOは御曹司ではありません。一から起業して成功して今や大富豪の地位にあります。実家はアッパーミドルクラスです。原作も読んでるであろう作家の映画評論にすら御曹司って書いてあったから映画では設定変更されたのかしらと訝しんだけれど、原作通りじゃないか皆いったい何を観ているんだ、いい加減だなあ。
 
 原作はハリポタ越えした超ベストセラーですが、日本では原作も映画もさほど話題になりませんでした。私これ映画館で観たいと予定してたんですが早々に上映回数絞られていったので時間が合わず、DVD視聴になった次第ですからね。海の向こうでは〈マミーポルノ〉と言って、主婦世代が電子書籍で手軽にポルノ小説を読めるぜーつって人気になってったそうです。その点、本邦の十年来のTLブームとシンクロニシティしているようで、していないようで、どうなんでしょうね。(TLも確かに読者層は主婦だと思うんですが) とにかく日本では原作も映画もさほど話題になりませんでした。何度も言う。いやそれなりに原作本そのものは売ってますが。
 
 
 原作人気を背景に三部作予定で作られている作品ですから、導入の一作目はややコミカルテイスト寄りでもいいのでは、メリハリ的に、ほら原作のメールのやりとりを生かしてさ、などと観る前から思っていたんですが、まあ尺を考慮するとこのくらいストレートじゃないと収まらないのもわかります。エピソードの流れはかなり素直に忠実ですね。配役については……グレイ氏が非実在的設定であるにしてももうちょっと誰かいなかったのか、とは原作ファンの誰しもが思うところなのでしょうけれども、あのねPVがね、あのほら2014年度再生回数トップを記録した公開前PVでのグレイ氏の初出がですよ、あれがいちばん上手く撮れていない画で、“もうちょっと誰かいなかったのかな? もうちょっとギリシャ彫刻系のクールビューティが……?”ってPV時点で思っちゃったのを引きずりつつ本編観はじめたわけですけど、実際動いてるところを見るとまあギリギリかな? ギリギリだな、あっ、今のは良かった、今のはグレイだった、あこれは違うグレイじゃない、あでもグレイ……、グレイ? あっ、あっ、グレイ、いや今のは全然、でもこれはグレイだ? んっ、んんっ???、とかギリギリのボーダーラインを行ったり来たりする彼をいちいち判定しながら鑑賞していたらですね何だかむしろドキドキしてきてしまいました。これは新種の吊橋効果なのでは?!
 
 五分の一も官能シーンあったかなあ? そんなになかった気がするんだけれど。音楽で音声を誤魔化してしまうので全然たいしたことはないんだよなあ。ただちょっとダコタ・ジョンソンちゃんのボディが華奢すぎで逆に生々しいのが、困る。あと私は着衣萌えなので原作ではボートハウスのシチュエーションがいちばん好きなのですが、それは再現なし。(起伏の関係上ここが削られるのは納得です)
 
 

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ~サウンドトラック

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ~サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ,セント・ポール&ザ・ブロークン・ボーンズ,ポール・ジェンウェイ,ジェシー・フィリップス,ブラウン・ローラー,アンドリュー・リー,アレン・ブランステッター,ベン・グリナー
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2015/02/11
  • メディア: CD
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 何がお薦めだと言ってサントラがお薦めなのですよ。この選曲でスタイリッシュな映像が観られるならいいかなという動機だけで劇場に行こうとしていたようなものですから。