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#22『完璧な世界』

クリフハンガーとまではいかないけれども、充分に続きに含みを残した終わり方で、熱烈に続編希望なのだけれど、続編可能で喜ぶべきなのだけれども、それでも終わってしまったことがちょっとけっこう堪えている。この半年間楽しみすぎた代償ですね。終了後一日、二日ほんとうに私ものすごくメランコリックになっちゃって、やばあかったです。
 
槙島氏の最期に至るシーンはとても美しい連なりでした。素晴らしい演出だったと思う。音楽が良かった。……よかった。
死の前のやりとりにはわりと互換性ないのではないかな、と思っています。「もう二度とご免だね」狡噛はこれが本心でしょ……。器のスペック的には確かに相似性があったのかもしれないけど、来歴がまったく違うのですからね。少なくともこの時点では、追い終われる者の通いあいはあっても重なりあう者同士にはなっていない。ものの考え方のことです。
Cパートで例のマドレーヌ本が置かれていたことから、槙島の思考のトレースと受容、それに伴う同質化がこれから時間をかけて完了する可能性はあるのかもしれないけれど。
 
Cパートは船室ということで、そういえば第一話のド頭で汽笛が鳴っているよね? 第一話何度も見たから刷り込まれたごとく覚えている!
 
狡噛を殺してくれる人はいない、ということなんだろうと思います。朱ちゃんに殺させ(裁かせ)たくないだろうし、自殺も朱ちゃんにとって同じことですし、それを曖昧にしたのは狡噛さんの優しさだろうかと。狡噛さんは狡噛さんの正義の道を歩いた結果なので、その意味では自殺は必然性がないですが、でも人生をかけた道が終わったという意味では、ね。で、その先の狡噛さんはというと、上に書いたような槙島化の可能性は可能性としてあり得るとして、現時点では、というか私の感じたところでは、シビュラ(法)の埒外に出て存在の矛盾(違法性)を解消すること、またシビュラを外から眺める客観視、を目的にして日本を出ることにしたのかなと受け取っています。

 
まだいろいろ言及どころが拾いきれないので分けようかな。