映画『ハンナ』
十月に劇場で一発鑑賞した感想のメモ。
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- 発売日: 2011/12/14
- メディア: DVD
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魔女もイイ者じゃないけど父親もイイ者じゃない。そのへん何ら説明はないけど。別にハンナには、この道しかなかったってわけではない。ヒッチハイク(強行)で混ぜてもらった家族の会話が示唆的。子供は親のあいだで引っ張られるもの。子供には見えない理屈で引っ張り合うもの。ハンナにしても、魔女と父親の関係性と人物像に深く洞察力が及ぶのは、もう少しずつ成長したあとだろう。成長していくにつれ、そのときどき過去の景色は違った見え方をしていくのだろう。その未来にこそ、冒頭のシンプルな雪原世界との本当のコントラストがある、と。